城への招待

ダンスは、観るだけでも踊り手のパッションが伝わって来る。ダンスは、世界中どこでもその土地の踊りがある。踊りは、自然発生的に生まれたと言う。祈りであったり、喜びであったり、悲しみであったり、人々が生きる上で、命の底から生まれてくる衝動に近いものがあると思う。単に手足を動かすだけ衝動から踊りになり、より美しい形に成長して来た。言葉が伝わらなくても、踊ると言う衝動からコミュニケーションが生まれ、笑顔が生まれてくる。沖縄にも、喜びの時には、踊りがある。この手の動きは、意外だがフラメンコの踊りの原型にも見られる。人類が生まれて、踊ると言う行為の中で感情の抑え切れない衝動を開放すると言う行為には、何か不思議な共通項を見ることができる。ダンサーの手先、指先のしなやかな動きには、美しく華やかな感動を受ける。鍛え抜かれた踊りには、情熱を感じる。伝統文化として残されてきた踊りの文化に親しむ機会を持つと、日ごろの疲れもどこかに飛んで行きそうに感じる。